ご訪問くださり、ありがとうございます。
ブログ開設者のさいぞうです。
現在47歳。治療家歴20年になります。
『さいぞう』という名前は、『西蔵(チベット)』の読み方を変えたものです。
私が二十歳前後の頃に書いていた、Freeチベット活動で機関紙(今はこんな言葉はなくなりました)の、いわばペンネームのようなものです。
チベットへの旅に憧れたのが、活動を始めた19歳の頃。
その頃の私は、治療家などに全く興味のない人生を送っていました。
ですので今、高校を卒業してすぐに鍼灸や柔整の学校に行き、 丁稚奉公の様な接骨院勤めをされながら人々の健康に貢献しようとする若い方々を、心の底から尊敬します。
そしてその未来をもっと応援したい!と思い始めましたことが、
このブログ開設のきっかけです。
少しだけ自分のことを話させてください。
私は約20年間治療家として歩んできました。
直近の約15年間、現代医療の現場:都内整形外科クリニックで外傷・慢性疾患・高齢者医療に向き合いつつ、同時にクリニック受診が困難になった方々のために立ち上げた訪問マッサージ部門で、院長を努めています。
そしてプレイヤーとしての活動を主体にしていた数年前まで、5年間に渡り、一ヶ月の個人売上90万円をアベレージとしてあげていました。 最高値は100万円超え。
現在はディレクターとして、運営や後進育成に活動を広げています。
治療家としての源流
高校時代、映画や写真にのめり込んでいた私は、某芸術大学に入り 様々な分野の「アート」といわれるもの、業界について学ばせて頂きました。
その頃の自分は、人/社会に貢献する事など微塵も頭になく、、ただひたすら自分の興味と欲求のままに生きていたわけです。
ですが、学びをより深くそして業界で様々な人々、考え方と触れ合ううち、 次第に「自分はこれを仕事には出来ない」と漠然とした思いを抱く様になりました。
その最高に魅力的な「アート」という世界にいながらも、必死に取り組めない、のめり込めない自分に気づき始めました。
はっきりと書きます。
Art(芸術)というものは、その頃の自分にとって
「靄のかかった、つかみどころのない、アヤシくて、それでいて人を虜にする底なしの魅力をもった虚構」でした。
フリーライター助手としてアルバイト活動を始めていたその頃の自分は、「アート」「芸術」を連呼する人は皆詐欺師だ、とまで思っていたほど(笑)。
今なら「病んでる」と言われかねない、、ただのオタクでしたね。。
今改めて思えば、『地に足をつけた仕事で、人に感謝される喜び』を求めていたのかもしれません。
ただ、その頃の自分はまだ、その自分自身の気持ちに気づいてはいませんでした。
そんな時に出会ったのが、「旅」
約10年に渡り、ほぼ日本に戻って来ない生活。海外で様々な経験をしました。
現代はインターネット、スマホが普及し、世界中どこを旅していても瞬時に地球の裏側の誰かと繋がれます。これって、私の10代の頃はスタートレックの世界でした(笑)。
つまり、未来の話だったわけです。
「世界の僻地に向かう息子は、もう二度と帰って来られないかもしれない…」
私が旅し始めた頃(約30年前…汗)、そう言って親が涙することが、まだそれほど大袈裟な時代ではありませんでした。
いわゆるガイドブックが発行されているような観光地は別ですが、 私が心から行きたいと願う地の情報は、日本で事前に入手する事が困難でした。
そういう情報は、現地で、旅人同士で交換する。それが一番信用できる情報源だった時代です。
『反対側から来る旅人同士、クロスロードで挨拶を交わし、 その人が本当のこと、感動して話をしているか、その振りをして騙そうとしているのか、顔を見ながら、自分の責任で判断し、行動する』
体験者レビューなんて、どこを探しても出てきません。
そんな、リアルで、まさに『 生きている実感 』にあふれた世界でした。
かれこれ旅から離れて20年以上が経ち、今の自分にあれほどの嗅覚を発揮する自信は、正直もうありません。
ですが、確かな事は、治療家としての活動の根本を支えてくれているのは、旅が作ってくれた自分だ、ということ。
旅の中で人に助けて貰い、人に感謝し、そしてまたその恩を、他の旅人に返してゆく循環。
幸せの循環
私は中年になりました。 今までの自分の経験を持って、もっともっと幸せの循環を起こしていきたい。恩返しをしたい。
人が人を活かす
人が社会を活かす
そしてまた、世界が人を活かす
そんな世界の一端を担いたいと思っています。
そのためには自分自身が成長、進化し続けてゆかねばなりません。
自己紹介としてはほんの一部分ではありますが、ここまで長文お読み頂き、本当にありがとうございます!
本ブログをどうぞよろしくお願いいたします。